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市場価値を高めるのに大事な「〇〇評価」について

 

日本通信サービスコーポレートマネジメント本部の清水です!

4月も半ば過ぎ、あっという間にまた今月も終わろうとしています・・・。

 

3月から採用活動・入社式準備、研修準備をしている間に桜が咲き、知らぬ間に散っていました。笑

 

当社の新卒社員は、約2週間の新入社員研修を経て、56名を現場に送り込むことができました!

 

 

 

そんな近況とともに今日お伝えしようと思うのは「市場価値の具体的な上げ方」について。

 

当社の過去BLOGではこれからの時代は会社や事業に頼るのではなく「個人の価値」つまり「市場価値」を上げることにフォーカスする重要性を何回かに渡って取り上げてきました。

 

一般的な考え方をお伝えすることで就活に生きる情報をお伝えはしてきたものの、実際の「市場価値の上げ方」に関してはあまり触れてこなかったので、私がNCSで働いていて見えた視点からどどのように考え、行動すればよいのかをお伝え出来ればと思います!

①市場価値のおさらい

実際に過去に出したブログ「ベンチャー企業はなぜ成長できる?」で解説したとおり、市場価値が高いとされている人は”業務上での実績”は勿論、“実績だけではない様々な経験”も同時で必要になってくると話をしてきました。

 

市場価値=実績×経験の解説は以下

★市場価値の計り方★】【【第二弾】~市場価値について~

 

要は、新入社員および若手社員の方は自分の目の前の業務で実績を高めるそれだけで市場価値が高まると考えてしまう人が少なくありません。

 

しかし上記は【実績】だけで【経験】がまだ浅い状態。

与えられたタスクやミッションだけで成果を出せるだけの人ではなく、プラスαの価値(例えば組織の運営、マネジメント、仕組構築等)をする事で、一般的な市場において優秀(いわゆる市場価値が高い)とみなされる可能性が高まる。

 

よって、自身の市場価値というのは実績×経験で決まってくるという事でした。

※勘違いしてほしくないのが、会社に入るとまず実績を出すことが求められるので経験を早くから着手すればよいというものではありません。

 

捉え方を間違えてはいけない

この実績と経験の話をすると捉え方では二つのエラーが起きやすいので補足しておきます。

①実績=努力の量ではない

・これだけやっているんだから評価してほしい。

・あの人より頑張ているのに~・・・

・これだけ実績出してれば評価されるでしょ

このように自分軸や自分の苦労を実績に反映しようとする人がいますが大きな間違い。

他社(他者)からの評価があるからこそ、価値を感じてもらうことができ結果として実績(市場価値)に繋がるため努力ではなくあくまで結果で計るものだと認識しておく必要があります。

 

②経験=好奇心という名の逃げにならないこと

経験を増やそうというと、「転職しまくれば良いのではないか」こう思う人も少なくないです。

結論これは市場価値を下げる行動です。

経験というのは実績を伸ばすからこそチャレンジできるいわゆるプラスαに近いものですので、そもそも実績が伸び悩んでいる人はまずはそこと向き合うことが重要です。

そうはいっても人間は「窮地に陥ると逃げたくなる」生き物ですので、実績がでない自分を受けいれられず、他の事にもチャレンジしてみたいという好奇心がある風にして向き合わないという逃げ道を選択してしまうケースがあります。

しかしこれは先述した通り好奇心や経験という事を理由に逃げ道を作っているだけかもしれないので、捉え方には注意が必要です。

 

 

まずは実績を出すようにと書きましたが、実績を出すために大事なのはとにかく自責で物事を捉えることです。

これについては話すと長くなりますのでまた別の機会で笑

 

 

まとめると市場価値は【実績と経験】が重要であるという事です。

ではベンチャー企業である当社も含め、市場価値を伸ばすためにベンチャー企業は有効なのか。

 

ベンチャー=成長という事をイメージする人も少なくないため、解説します。

 

②ベンチャー企業の落とし穴

「ベンチャーでは市場価値を高められる」

 

これは結論、自分次第です。

もちろん成長は間違いなくできるはずですが、「ベンチャーに行けば成長できる、いわばその環境に身を置くだけで成長できる」というのは環境依存でしかなく、誤った認識をもったままベンチャー企業を選択することになるかと思うので、あえて「自分次第」という言葉で表現しました。

 

 

・若いうちから多くの事を経験したい!

・それがベンチャーだと可能だと思った!

 

よく実際に志望動機でも聞く文言です。

間違ってはいないのですが覚悟を決めてベンチャーで成長を夢みて来たは良いものの「伸びる人」と「伸びずらい人」がいるのが現実です。

 

 

「伸びる人」「伸びずらい人」は何が違うのか。

様々な要因がありますが、一言でいうならば「視点/認識をただしく持つことが出来ている」ということです。

 

 

視点・認識とひとくくりにしましたが、実際はかなり多岐にわたります。今日は「評価に対する正しい認識」にフォーカスして解説します。

 

伸びる人が持っている評価に対する正しい認識、それは

 

 

 

【社会は相対評価である。】ということ。

 

 

 

相対評価とは

いわゆるすべての人に頑張ったね賞をあげるのではなく、同じ程度の結果を出した人同士でも序列(優劣をつけて)評価をする方法のこと。

 

 

 

学校の成績でも自分の出した点数だけで評定がつけられたかと思います。

「90点以上は全員が優秀!いいね!」これを絶対評価と言います。

辞書で絶対評価と調べるとこう出てきます。

集団内での順位にかかわらず、個人の能力に応じてそれぞれ評価する手法

要は順位などではなく、絶対的な基準値をもとに評価が確定するということ。

 

 

 

これに対して相対評価とは、、、

ある従業員の能力やパフォーマンスをほかの従業員と比較し、その序列に応じて評価する手法

いわば序列がつけられる、競争のイメージですね。

 

 

例えば

自分が90点という一般的(絶対的)に“良い”と思われる結果を出したとしても、自分より上の点数が何人もいた場合、評価としては「良いではなく、“普通”」になる可能性があるということ。

 

 

上記した違いを見て気付いた人もいるかもしれません。

学生時代までは絶対評価が多かったのに対して、社会は相対評価なのです。

 

社会では

  • 他社と比べて御社は~~だから契約しよう。
  • 他者と比べて~~くらい実績をだしたから評価に値する。

など

 

 

もちろん絶対評価の要素がある会社も中にはあるかもしれませんが、

株式会社の定義から日本の資本主義という社会状況を考えても、この相対評価というものに対する理解がないと、仕事への取り組み方が変わり市場価値がなかなか上げられなくなることもあるかもしれません。

 

 

社会というのは残酷な物ですから、学生から社会人になるとき今まで評価されてきた仕方が一気に変わる事を誰も教えてはくれません。そうして知らない間に自分の頑張り度合いと実際の評価とでずれが生じるのです。

 

 

市場価値を高めるためにはこの【評価のされ方が変わる】ということや、その評価方法だからこそ、日々【相対的に評価されるものだと】意識して考え行動する事が重要であるという事です。

 

 

仕組みを理解できてもなかなか行動できない事もあるかもしれませんが、頭の片隅に入れておいてください。

 

③自己評価ではなく他者評価を意識する

この相対評価という考え方で大事なことを最後にお伝えします。

 

”こんなに頑張ってるのに”

“上司は分かっていない”

 

こんな言葉を聞いたことはないでしょうか?

・評価の制度に納得できていない。

・上司は無能だから。。。と自分以外の人に納得できていない。

 

 

これは先ほどの相対評価という考え方を理解できていない状態で結論、市場価値を高めていくことは難しいと言えます。

 

言葉を変えると「他者評価を気にせずに生きている状態」なのです。

 

 

 

冒頭でもお伝えしましたが、実績において大事なのは「他者評価」です。

“成果が出たか”“他者よりも優れていたか”を自分軸で考えることは非常にリスクという事です。

 

 

 

社会において自分を評価するのは仕組みや、上司です。

 

 

 

ですので、自分軸で実績を見るのではなく「上司からみて実績をしっかり出せていたか」どうかで評価が決まるのです。

 

 

よって「自分は頑張ってたのに評価されていない」これは「上司の期待を上回る/充足する実績を出せていない」ということ。(ひー)

 

 

他者評価を受け、そのギャップや足りない部分を正しく理解し、認識することで正しく成長する。

これがないと、自身と会社の認識にずれが生じます。

 

 

ですので、嫌いな上司でも上司の思考に近づけ、求められていることは何かを把握したり、フィードバックを求めるような姿勢は非常に重要というわけです。

 

 

逆に言うと努力やプロセスを過度にアピールなどしなくてもそういった行動が出来れば自然と上司はあなたの事を評価してくれるのです。

 

 

 

そして評価を得られたとき、裁量(経験)が与えられるのです。

 

どこに行っても自分の考え方と100%合っている会社はなかなかありません。その中で自分が求められている思考・行動をとり結果をだし、そういった人材になる事で裁量が増え会社の中での価値は高まり、市場価値へと繋がるのです。

 

 

このサイクルを正しく理解したとき、期待に応えていく、自身でスピード感を上げていく、そして裁量をどんどんとる。

 

という観点ではベンチャーやスタートアップ間違いなく成長や自分の能力にダイレクトで返ってくるでしょう。

 

 

当社でも実際に新卒5年目(26歳)でグループ会社の代表に就任したり、3-4年(25.6歳)で30名以上の拠点責任者に抜擢されたり、2年目でも新規の立ち上げに挑戦権を得ている人は多数います。

 

 

「VUCA時代」と呼ばれ今の時代に求められるのは

言われたことを黙々と出来る人ではなく、自律的に正解を創れるような人物です。

どのようにすれば、他者目線での実績を上げ、経験を積んでいけるのか。

 

当記事で評価に対する考え方と市場価値を高める参考の情報を提供させていただきました。

 

 

また今日の記事を踏まえると

・じゃあ、基準が高いところで仕事をした方が良いのではないか

・自分がチャレンジしたいと思えるワクワクする企業を選ぶのが大事なのではないか

 

など様々深ぼりたい内容が思いついた人もいると思います。(思わないとなかなか理解が追い付ていないかもなので何度か読んでみたり、当社のリクルーターに聞いてみてください!)

 

 

是非、就活や今後のキャリア形成の逆算できる材料となれば幸いです!それでは(^^♪

 

 

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